多焦点眼内レンズ|大田区大森付近で日帰り白内障手術、眼科一般診療なら、おおや眼科クリニック

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診療時間9:00~12:30 / 15:00~18:30
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休診日日曜日 / 祝日 / 水曜日午後 / 土曜日午後

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多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズ選定療養のお知らせ

令和2年4月より先進医療の多焦点眼内レンズは選定療養の取扱いとなりました。
選定療養とは、追加費用を負担することで保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて受けることができる医療サービスの一種です。
白内障手術技術料は通常の医療保険で賄い、多焦点レンズを選択することで増える費用について、自費で追加費用をお支払いいただきます。
実際にお支払いいただくのは保険診療で行われる白内障手術の自己負担金と差額レンズ代を足した金額になります。
民間医療保険の先進医療特約はお使いいただけません。

*差額レンズ代は医療機関によって多少の違いがあります

多焦点眼内レンズとは

白内障手術では濁った水晶体の替わりに人工の水晶体を入れます。
これを「眼内レンズ」といいますが、一般的には保険適応の単焦点の眼内レンズを使用します。
「単焦点眼内レンズ」は遠くか近く(あるいは中間)のどこか一点にしか焦点が合いません。
このため遠くに焦点が合っている場合には近用の老眼鏡が必要となり、近くに焦点が合っている場合は遠方用の眼鏡が必要となります。
この欠点を補うために遠くと近くの2カ所に焦点が合う「多焦点眼内レンズ」が開発されました。当院では「多焦点眼内レンズ」での手術にも対応しております。

多焦点眼内レンズ、単焦点眼内レンズの見え方

  • 単焦点眼内レンズ

    単焦点眼内レンズ

    遠方に合わせた場合、1箇所しかピントが合わないため近距離のものはぼやけてしまいます。

  • 多焦点眼内レンズ

    多焦点眼内レンズ

    遠方と近距離など2か所にピントが合わせ見ることができます。

多焦点眼内レンズのメリット

メリット

多焦点眼内レンズのメリットとしては近くと遠くに焦点が合うので、手元もはっきり見え、手術後も老眼鏡などメガネへの依存度が減ります。
職業柄メガネが装用できない方にも良好な視力を得ることができます。

デメリット

自由診療のため高額であり、薄暗い場所では細かい文字が見えにくく感じたり(コントラスト感度の低下)、夜間ヘッドライトやネオンサインの光がまぶしく感じたり(グレア)、光の周辺に輪(ハロー)が掛かって見える場合があります。
また中間距離など見づらい距離ではメガネが必要なり、単焦点に比べると見え方が細やかではなく、慣れるのに時間が掛かることがある(数週間~数カ月程度)

多焦点眼内レンズをお勧めしたい方

以下のような方は多焦点眼内レンズに適している方です。

  • 原則的に白内障以外に目の病気のない方
  • 眼鏡から解放されたいと希望している方
  • スポーツをメガネなしで楽しみたい。
  • 料理、家事をメガネなしで行いたい。
  • 裸眼で化粧がしたい。
  • 術後の見え方にハロー、グレア現象などが生じる事や新しい見え方に適応するのに数ヶ月掛かる可能性がある事、眼鏡が全く必要でなくなる訳ではない事などの術後の見え方や医師の説明を理解頂ける方

以下のような方は多焦点眼内レンズに適していない方です。

  • タクシー運転手、トラック運転手などの夜間に車の運転を職業にしている方
  • 近見作業の多い方
  • デザイナー、写真家などの細かい作業をされる方。
  • 非常に細かい文字や図表を見た時は色が薄く見えてくっきりしないと感じる可能性があります(コントラスト感度の低下)
  • 白内障以外の眼疾患がある方
  • 糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症、緑内障など網膜や視神経が弱っている方
  • 乱視が強い方
  • すでに片眼に単焦点レンズが挿入されている方
  • 神経質な方

絶対にメガネを掛けたくないという方は、多焦点眼内レンズの見え方には満足できないケースが多くお勧め出来ません。

当院で使用する多焦点眼内レンズ

TECNIS SYNERGY(テクニス シナジー)

手元の見え方を重視した2焦点眼内レンズの構造と中間から遠方の自然な見え方を重視した焦点拡張型(EDOF)レンズのメリットを組み合わせているレンズです。
これによって遠方から中間距離を連続的に見ることが可能になっただけでなく、コントラストを良好に保ったまま近方も見えやすくなりました。

NEW FINEVISION HP(ファインビジョンHP) アメリカ製 BVI

世界初の3焦点レンズとして現在ヨーロッパでも高いシェアを獲得しているファインビジョンの最新のレンズ「ファインビジョンHP」。
夜間光視症といった眩しさなどを軽減するデザインを採用しており、手元、中間、遠方の3点に焦点を合わせた、日常生活にとってバランスの良い多焦点眼内レンズです。

多焦点眼内レンズの手術費用

保険診療で行われる白内障手術の自己負担金と差額レンズ代を足した金額

差額レンズ代(片眼)
テクニスシナジー 260,000円(税込)
テクニスシナジー 乱視用 280,000円(税込)
FINEVISION HP(ファインビジョンHP) 260,000円(税込)

多焦点眼内レンズを使用した手術にあたって

これまで多焦点眼内レンズの手術は健康保険が適用されずに全額自己負担でしたが、令和2年4月より多焦点眼内レンズは選定療養の取扱いとなりました。
選定療養では白内障手術技術料は通常の医療保険で賄い、多焦点レンズを選択することで増える費用について、自費で追加費用をお支払いいただきます。
またレンズも従来の多焦点眼内レンズの弱点であるコントラストの低下やハロー・グレア現象を抑制した新しいレンズが開発されています。
手術自体は従来の白内障手術と全く変わることなく、安全性にも差がありません。
優位性や注意点をご理解いただきました上、多焦点眼内レンズを使用した手術をお考えの方はまずはお気軽にご来院、ご相談下さい。

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